※すげぇ誰得「音ゲー」が好きだ。
といっても、ゲーセンに置いてあるようなごっついのじゃない。あれは専門的すぎる。
ひとりで奇声をあげながらできるやつがいい。
発端は「リズム天国ゴールド」。
当初友人から興味半分で借りたモノにハマり込み、後に購入してしまった。しかもGBA版。
そういうわけなので、
リズム怪盗R
(体験版)も、
シアトリズムFF
(体験版)も、
Project Mirai
(体験版)もやった。
全部面白かった。
当然買えない。理由は察して下さい。
そこへ、「ドーパミックス」である。
「快感」を第一に開発された「サウンドシンクロ型アクションゲーム」。
価格は配信ソフトということもあり「600円」。
さらに、開発は
あの「セパスチャンネル」を生み出したG-Mode。これをためらう理由があるだろうか。
いや、ない。
あるはずがない。
(注)
「セパスチャンネル」は、2010年9月29日にG-ModeからDSiウェアとして配信されたチャンネルきりかえRPG。
手軽かつ奥の深いシステムと哲学的なストーリーが特徴。旧ブログではレビューもしましたというわけで購入。2枚目のプリペイドカードに手を出したのは秘密だ

なんか周りに
欲望の跡が写ってますが気にせずやっていきましょう
※ネタバレここからゲームモードは大きく2つ。
6つの「TRIP」を攻略していくDOPATRIP。
エンドレスでプチを破壊していくDOPACHAIN。
これに称号(効果音がもらえる)、ランキング、オプションが付いて600円也。
操作は簡単。
画面外から飛んでくる「プチ」が「サイト」に重なったタイミングで十字、ABXY、下画面のどれかを押す。
ポイントは
どれを押してもいいこと。
これによって、テンポが速い場面を両手連打で切り抜けたりといった攻略が可能。
破壊に成功すれば青色の
DOPA!が表示されて得点が入るが、
更にタイミングを合わせれば金色の
DOPA!が表示され、さらに高得点を入手できる。
タイミングがずれると
BREAK!でコンボが切れ、更にずれると
MISSで体力が1減少、5
MISSでゲームオーバー。
ここで勘違いしてはいけないのが、基本は青
DOPA!だということ。
金がかなりシビアなタイミングに設定されており、その救済策として青があるようなイメージ。
青が出せれば合格ライン、金が出せればもうけものだ。
また、画面上のゲージを貯めれば「ドーパミックスモード」が発動可能に。
金色DOPA!以上の特点を得られるが、時間制限がある。発動するべき場所を見極めるのがコツだ。
なお、いわゆる目押しは不可能に近い。
なぜならプチをつぶす度に派手なエフェクトが現れる(それ自体は邪魔ではないが)ほか、
プチは速い時にはとことん速くなるし、極めつけには
「サイト」に接近するとスピードが変わる。そんな音ゲーほとんどないんじゃないだろうか?とにかく曲を聞き、ときには暗記して、快感を感じながら遊ぶ。
そんなコンセプトの本作には、先述したような仕様も合っているのかもしれない。
他にもいくつか、特殊な操作はある。
・いわゆる「押しっぱなし」が求められるスネークプチ。
これもまた、始まりがつかみにくいかと思えば、
終わりもかなり集中していなければならないタイミングでやってくる。
さらに、「普通プチの連続」か「スネークプチ」かが、最後の瞬間までわからないこともある。
動体視力の悪いプレイヤーには死にゲーだ。死んで覚えるんだ。
・曲の最後にやってくる「エンディングボーナス」。
大量のプチがものすごい速度で飛来する。
逃してもミスにはならないが、ここだけで得点が数割跳ね上がったりするので逃さず破壊したい。
が、これもリズムの裏拍を読んだり、打楽器に合わせたりと、
ある種のテクニックを求めてくることには変わりない。
出来ればここでドーパミックスモードを発動、一気に攻勢をかけるプレイスタイルが望まれる。
DOPATRIPでは、ゲーム中のスコアに各種ボーナスを追加した最終結果をA、B、Cランクで採点。
始めはNORMALしか選べないが、全曲AランクにするとHARDが出現する。
これの解禁に数日かけた。
最初こそ操作練習的な曲や、メロディ中心のもの、
ボーカル入りの物など難易度は低いが、
後半になると猛スピードのロック的な曲になり、
NORMAL最後の曲名などは「CHAOS FLOAT」。その名に恥じぬカオスっぷりを身にしみて感じさせる。
ここで「コツをつかめば行けそうだ」と思わせるのが、難易度調整のうまいところ。
難しいなと感じた曲は、オプションで効果音をオフにすると意外や意外、うまくいく。
最後の1曲でAが出た時に得られる達成感は、600円の価値アリだ。
そうすると、HARDという名の
地獄の門が開くわけ。
曲も遊び方もNORMALと同じ。
だがこれは別のゲームだ。
容赦なく襲い来る高速プチ。画面に映ってから破壊タイミングまで1秒ない。
視覚という概念自体を嘲笑するかのようなスネークプチの集団。
さらにはNORMALで5だった体力が3に引き下げ。
ついでにランクの基準は大幅引き上げ。(あたりまえだけどね)ランク付けどころの話ではない。
なにせCすら獲れない。曲の終わりまで辿り着けないのだ。
あ、称号には「HARDで全部Aランク」っていうのもありますよ☆これはアレだ。
NORMALをプレイしまくって曲を丸暗記だ。
なにせバックで鳴ってる打楽器にまで合わせてくる(ような気がする)。
もっとも、HARDを1度でも経験すれば、NORMALは目隠しでも大丈夫でしょう。
HARDでAを出すころには、その曲は完全マスター。空き時間に聴いたりして楽しむのもアリ。
さて、いかがでしょうか「ドーパミックス」。
プレイした人ならわかるかもしれないけど、どの曲も始めのうちは快感も何もない。
むしろストレスが溜まるぐらいだ。
だが、そこで快感物質を諦めてはいけない。
ドーパミンが放出される瞬間は、その先だ。
プチを見て、曲を聴き、ついでに歌も聴き、
ときには丸暗記したり、死んで覚えたりした先に快感がある。
あなたのリズム感は裏切らない。必ずいつかはAランクが迎えてくれるだろう。
と信じよう。興味を持った人や600円ある人は、ぜひ一度トライしてみてください。
なぜかクセになる厳しさ。それこそがサウンドシンクロ型アクションゲームの醍醐味だ。
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